とりあえずSnarky Puppy聞いとくとテンションがぶち上がるよね

マイケル・リーグ(el-b, Moog keybass) ボブ・ランゼッティ(el-g) マーク・ラッティエリ(el-g) クリス・マックイーン(el-g) ビル・ローレンス(p, Wurlitzer, Moog) コリー・ヘンリー(org, clavinet, Fender Rhodes, Moog) ジャスティン・スタントン(Fender Rhodes, Moog, clavinet, tp) ジェイ・ジェニングス(tp, flh) マイク“マズ”マーハー(tp) クリス・ブロック(ts, cl, b-cl) ネイト・ワース(per) ロバート“スパット”シーライト(ds)

公式の日本語サイトはhttp://www.universal-music.co.jp/snarky-puppy/

詳細は公式サイト見るに限るよね。

で、どんなバンドかっていうとゴリテクのインストバンド、ジャズというかフュージョンというか。けれども決して無機質ではないし、テクいんだけどそれだけに止まらないスケールのでっかい音楽をやっている人たち。 バンド側はジャズ、ファンク、ダンス、フュージョンを融合した音楽としてjafunkadansionというジャンルだ、と言ってる。

大編成バンドでレコーディングしながら観客も入れてさらにそれをPVにしちゃうってのもハンパやないね。 ベーシストのマイケルリーグのインタビューによると、基本はメンバーは流動的でそのツアーに空いているミュージシャンが参加する、と。

懐深い。。。。。

曲もリーダーが作るってわけではなくてメンバーが作って持ってくるんだそう。ほぼほぼカッチリ各楽器のラインが決めてある段階にまで譜面を作り込むそうで、オーケストレーションの知識も相当に使って書いている、だそうな。

もう大ヒットしているので知っている人も多いでしょうが、ここでは個人的にPVの中で好きなシーンなどを書いておきたいと。

・ど頭からドラムのスリップしたビートがかっこいい。。。体格もいい人だけれども決して力任せじゃなくてスナップがきっちり効いたフォームで美しいですね。

・29秒のところにちらっとクラッシュの裏が見えますが、これはエフェクトシンバルなんでしょうかね。

・45秒からのテーマ2は拍子は普通でも聞かせ方がやはり超かっこいいですねえ。ゴリゴリに音圧が足されるわけではなくて、メロディーとして攻めてくる感じが素晴らしい。

・1分5秒くらいのところでストリングスの人たちがノリノリなのも見ていて楽しいシーンです。チェロのお姉さんは他の曲で弾いてるシーンがすごいかっこよかったので印象つよし。

・1分14秒のところのベースとドラムで仕掛けるフックもかっこいいですねえ。ベーシストは割とこういうフィルを好みますよね。ちょっとルートを頭から外してあげたり。

・1分38秒のベースのアルペジオも美しいですねえ。音の切り方がおしゃれ。

・1分50秒あたりからのメロも全パートかっこいいのですが、後ろのオルガンがいいですね。

・2分19秒ではベースがベンドをしてヴィヴラートをかけています。これは開放弦伸ばしとかでやるテクニックで、単純にいうならベース本体をちょっと曲げちゃうんですね。ネックを前側に左手で押して右手でボディを体側に押し込むと、少し楽器自体が曲がるのでヴィヴラートがかかるという寸法です。ジャコパスとかもよくやっていましたね。楽器に多少負担はかかりますが、知っておいて損はないテクニックの一つですね。

・2分38秒あたりなんかで見れるドラマーの姿勢の綺麗さがいいですねえ。体幹がしっかりしていてどっしりと重心が椅子に降りているのがわかります。

・3分くらいからはギターソロですね。こういうフュージョン系でアーム使いまくるストラト使いってのも味があってかっこいいですねえ。しかしフレーズメイキングもすごいかっこいいし、絡んでくるバッキング、そんでやっぱりコンガの絡み方が超絶に上がりますね。。。

・4分55秒のキーボードのベンドはもう無条件に上がりますね。

・お待ちかねのドラムソロですが、もうバッキングのパターンがキモい笑 で、それを楽しそうに弾くキーボーディストもキモい笑(褒め言葉です)5分23秒ではドラマーのヘッドフォンが前に落ちて言ってるのが見えますね。というかここでさらにわかるのですが、ドラマーのスティックコントロールの上手さというか、手足の使い方の上手さがすごいですね。超効率的に手足が動いていて、無駄な動きが殆どない。個人的にツボなのは5分44秒でソロしながらヘッドフォンを直すシーンですね。さりげなさがかっこいい笑

・ってかもうこの先はドラムソロの延長みたいに行きますが、テンションぶち上がりますよね。6分4秒あたりのレコーディングエンジニアと思われる人たちがテンション上がってしまってる光景がほほえましくもかっこいいですねえ。

と、まあ楽器やる人目線、しかもちょっとニッチな方面から好きなシーンを書きました。 彼らの曲はどれも本当にかっこいいですね。そういえば甲陽音楽院出身(兵庫県にあるジャズなんかが有名な音楽の専門学校)出身の小川慶太さんもこのバンドの他の曲でパーカッションを担当していました。