湿気に注意
湿気に注意 楽器にとって湿気は大敵です。この時期は特に怖いものです。楽器に関するブログなのにちょっと湿気について書いてみようと思います。冬の時期は結露にも気をつけなければなりません。
湿気が多いとどうなる?
冬の時期、そして梅雨時は結構怖いです。湿気というか湿度が高いというか。 楽器屋さんではちゃんと湿度や温度の管理をしていますよね。 楽器は木製のものがかなり多くあります。ギターやベースもそうですし、ドラムもそうです。パーカッションもですね。もちろんピアノもそうです。
湿気が多い状態にしておくと木は柔らかくなります。こうなるとどうなるか。ネックなんかは反りの原因になりますよね。
湿度が高い時は音も変わってしまいます。
そして結露は電気系統のトラブルの原因になります。
そしてカビの原因にもなるわけです。
今は使ってない楽器ケースを久々に出してみたらカビていた、なんて話もたまに聞きます。
結露の原因は?
ま、詳しいことは書きませんが。冬の時期の怖いのは結露ですよね。これって空気中の水分が温度差によって「水」という液体に変化してしまう現象のことですよね。そもそも湿度が高い場所で起こる現象ではあるのですが、怖いのはマンションやアパートなどの集合住宅の場合です。
他の家の温度との兼ね合い、そして外の気温との兼ね合いで気づかないうちに結露している、ということがよくあるようです。 窓に水滴が一杯付いていることありますか?その時は部屋の中の湿度が高く、そして外気との温度差ができている、ということになります。
湿度自体が問題なくとも様々な要因で結果的に床や壁が結露している、という状態はよくあることだそうです。
壁際にケースや楽器を置いていると怖いですよね。
家庭内では水気のある場所は多くあります。キッチンもそうですし、お風呂も。石油ヒーターなんてのも思いっきり湿度を上げてしまうものですね。
対策は?
もし、この時期に結露がひどいという人は少し対策を考えてもいいでしょう。
そもそも最近は楽器ケース用の除湿剤も多く売っています。この辺で対策をするのももちろんいいでしょう。 市販の除湿剤でも勿論大丈夫です。部屋に備えておくのは大事ですね。
それから湿度計。これは目安となりますし、そんなに高いものでもありません。体調管理のことも含めて持っておいてもいいでしょう。
いっそ、除湿機を買う。今は1万円くらいでも十分な性能のものが売っています。楽器を収納している部屋だけでも管理する、というのもいいかもしれません。除湿剤のコストと、もし楽器が故障してしまう、などのリスクのことを考えると先に対策をしておく方が無難とも思えます。
で、さらに簡単な対策でいくと
・換気扇を回す
・空気を入れ替えてあげる。(湿度の高い空気を外に逃がす)
と、これくらいでも効果はあるようです。
特に今からの時期は寝ている間の温度変化によってバリバリに結露してしまう、ってこと多いと思います。 窓に貼る結露防止シートみたいな物も効果はあるでしょうが、壁際などは怖い場所です。
寝る前に思いっきり換気してしまうだけで夜の結露は防げたりもします。
もちろん、皆さんの住宅環境によって条件は変わりますが、もし結露がひどい場所にお住いの場合は早めに対策をすることをお勧めしますね。
最後に小話を1つ
冬季オリンピックなどの冬山の音響設備ってとても大変なんだそうです。
何せ、湿気は多い、電源を使うので温度差が当然できる、結露なんかしてしまうとショートする。
っていう悪条件です。
なので基本的に開催中は電源を落とすことは無い、んだそうです。(昔の話なので今はもっと良いものがあるのかもしれませんね) そして音響会社の方が朝一に全てのアンプ、スピーカーをチェックしながらスキーで下ってくるそうです。
もはや音響の仕事で使うスキルではありませんね。。。。。
と、まあ色々な場所の音響設備をこう言った視点から眺めてみるのもまた面白いですね。