音楽とお酒

音楽とお酒 音楽にお酒はつきもののようなイメージです。確かに良いお酒と良い音楽の組み合わせは素敵ですよね。では演者とお酒はどうでしょうか。ジャズメンは「お酒、タバコ、音楽」みたいなイメージもありますね。ロックもあります。キースリチャーズとバーボン、みたいな感じです。お酒にはデメリットもメリットもありますね。

お酒を呑んだ時の人の状態というのは個人個人で違うものなので一概には言えませんよね。例えば緊張がほぐれて普段より良い演奏が出来る!という人もいるかもしれません。確かに良い演奏になる場合もあります。しかし厳しく振り返ってみるとそれは聞く耳も曖昧な物になっていた、なんてことも当然あります

もしどうしても呑んでからやりたいのであれば、普段の練習に呑んでやる、というのを取り入れるべきでしょうね。お酒を呑んで演奏するリスクを承知の上でお客さんに見せるべきなのです。

テンションが上げきれない、は言い訳だと思っています。

素面でもテンションは上げられますよね。緊張がほぐれない、なんてのもただの練習不足では無いでしょうか。勿論適量呑んでやる事を否定したいわけではありません。しかし理由如何によっては呑まない方が良い事も多いですね。

呑むなら呑んで練習する

毎回呑んで練習しよう、と言う訳ではありません。しかしリハーサルの意味を含めて数回は呑んでやるべきでしょうね。お酒は判断力を低下させたりもしますし、人によってはピッチ感まで変わってしまう人も居ます。酔うとリズムが走ってしまう、なんてのもよく聞く話です。

音楽が音楽単品でも十分に楽しいものです。お酒はエフェクターで言うブースターみたいなものでしょうか。大事な事は本質がちゃんとしていること、ギターで言うならクリーンでも良い音が鳴っているか。 バンドで言うなら良い音楽が鳴っているかどうか、です。

「誰々が呑んでやっているから俺らもそうする!」というモチベーションも決して悪い事ではありません。チャレンジし続ける事も当然大事なのです。

いつも気をつけるべきは「お客さんの時間を使わせている」という部分です。自分が楽しむ事も大事ですがお客さんを楽しませる事の方が大事なわけです。

なんだか説教臭い文章ですが、一度こういう事を考えた練習なんかをすると色々学べる部分が多かったりします。一度成人した人たちには試してもらいたいですね。