ピック弾きについて(ベース)
ピック弾きについて リクエストがありましたんでピック弾きについて。ベースのピック弾きということでしたので、ベースについて書いてみますがギターに共通する部分も多々あります。
ベーシストって割合指弾きからスタートする人が多いように思います。プロベーシストでも指がメインの人が多いですね。じゃあピック弾きの人ってどんな人だろうと考えるとロックやパンクの人が先に思い浮かびますね。ミスターダウンピッキング松井さんとかどんな練習したんでしょうね。。
しかしロックだけではなくアンソニージャクソンなんかはピック弾きですね。まあ彼は自分を「ベーシスト」だとは言いませんが。
なんにせよ指弾きとピック弾きは両方できるに越したことはありません。数点のピック弾きで気をつけたい部分を書いてみます。
1、ピッキングの角度
これ、すごく大事です。弦に対して並行に当てる、ってのが一般的ですが最初はこれでいいでしょう。ただし気をつけたいのがピックを奥に入れすぎないこと。適度に、でいいんですね。初心者に多いのがガシガシ弾いてしまってピック落としまくるパターン。
ピックの先が1-2ミリ入っていれば十分な音量が稼げます。 またこういった練習をしていると深くも浅くもコントロールできるようになってきます。
ちなみに並行より少しネック側が下がった当て方の人も多いですよね。単純にストラップを長くすると並行に当てることは難しくなりますし、ジャリジャリした音が欲しい時はこういう当て方もいいでしょう。
また佐久間正英さんは逆アングルという当て方を推奨しています。これは本を読んでみることをお勧めします。
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という風に特に正解は無い部分ですが、大多数の人がやっていることは出来るようにしてしまうほうが良いでしょうね。
2、ピックの持つ強さ
持ち方なんかは各自教則本を見てもらうとして、強さ、です。 基本的に軽く握りましょう。もし右手の親指付近が筋肉痛だ、なんてことになれば確実に持つ強さが強すぎるということです。
この辺、結構初心者がやりがちなんですね。かるーく、かるーく。
3、オルタネイトで鍛える
ミスターダウンピッキングと呼ばれたいのなら良いんですが。やはりダウン、アップときちんと使えるようにしましょう。
「きちんと」というのは音量も音色も揃える、ということです。ここが大事。
先程の角度の話ですが、並行に当てていると割合同じ音色は出しやすいのです。また音量も揃えやすい。角度が付くと揃えるのが少しだけ難しくなります。
「別に揃ってなくてもええねん」と言いたい人もいるでしょうが、揃える事が出来て敢えて音色を変えていくのは良いと思いますけどね。揃ってないのしかできません、ではどうかなと。
この辺は一概にどう、と言える部分ではありませんが沢山のプロの映像などを見て研究することが大事です。
4、どこで振るのかを考える
ギタリストの場合は手首をうまく使うことでストロークをします。
でベースの場合。これ手首の人と腕を使う人と結構様々なんですね。
どっちがいいとは一概に言えませんが細かなプレイをするのに腕全体でやるのは難しいでしょうね。場合によって使い分けるのもいいでしょう。
ただ重要なのは研究することです。プロの映像も沢山あるので見てみましょう。
こういう事を少しでも考えておくと上達が早くなります。
5、どこを弾くのか
ネック寄り?ブリッジ寄り?
正解はありません。というか曲に合わせて変えていくのが正解。
最初はブリッジ寄りで練習する方が弦が暴れにくいので良いとは思います。少なくともこういうことを考えたかどうか、が大事ですね。
6、右手と左手のコンビネーション
初心者に多いのですがコンビネーションがちゃんと出来ていない人が多かったりします。
つまり前のコード(音)が伸びきって、次のアタマと同時に音が出るわけですよね。 この辺を適当にごまかしている人が結構多かったりします。
確かにベースアンプから結構な音量で鳴らしているとなんとなくミスっていても弾けているように聞こえちゃうんですね。細かなフレーズとかでも左手と右手が実は揃っていない、とかよく見かけます。
これは以前に書いた基礎練習(クロマチックの練習)をゆっくりからやることが大事です。
誤魔化すのは簡単ですが、レコーディングのときなんかに困りますよね。
と、まあ色々書きましたが本当に基礎的な部分を鍛えておけばどんな曲にも対応できるものです。
コツコツ練習することが一番ですね。