打ち上げは必要ない?

打ち上げは必要ない? なんてことをTwitterではつぶやいています。これはどうすべき、なんて問題でもないのですが、まあコラム的に書いておこうかと。

個人的には打ち上げも楽しいものですからほどほどに行くのは構わないと思っています。ただしプロミュージシャンの自伝などでは「打ち上げのお金をスタジオ代に回して、時間も練習時間にしていた」と書いてあったりもします。

これについてはそういったミュージシャンはいわゆるスタジオミュージシャンだったことにも注意ですね。バンドマンでは無い、というところです。

(ここから先はバンドマン界隈で書いていますがそうは言っても沢山の場所があります。クラブ系、インディーズ系、ジャズ系・・・・。インディーズ系ってちょっとわかりにくいですが、まあキャパが50~300くらいのよくある箱ですかね。主に一般的なライブハウス、について書いています) バンドマン同士のつながりって割と打ち上げで仲良くなって、、、というのも多いですよね。こういったものは活用してもいいのかな、と考えますが、欲を言うなら「音楽」を介して仲良くなれるのが一番です。お酒を介して、人柄が良いから、では内輪ノリと言われても仕方ないような関係性にもなりかねません。

自分もバンド活動などもしていたころは打ち上げに顔を出して、仲良くなって、そしてイベントに呼んだり呼ばれたり、なんかもありました。イベントなどは割と近いジャンルのバンドでやりますよね。つまり「ライバル」でもあったわけです。「何処どこのシーンをもっと盛り上げる」なんてのも大事なんでしょうけど、正直自分のバンドのお客さんを増やして沢山の人に聞いてもらう方が100倍大事なんですよね。 なんとなく違和感はその頃からありました。楽しいからつい忘れがちなんですが、半分以上音楽とは関係無い話をして笑ってお酒を呑んで・・・・・。もちろん「打ち上げ」なので良いんでしょうけど、売れてから打ち上げしたいなーというのが誰しもの本音ですよね笑

理想型としては何かの目標が「達成された事に」対しての打ち上げであるべきなのです。メジャーデビューを目指すバンドの一回のライブはあくまで通過点のはずです。

と、まあ堅苦しいですがこういう考え方もあるというのは大事な部分ですよね。

もっと言うと真面目にその日を「音楽」したバンドが打ち上げしてるのはまだわかる。 だらだらやって対バン形式でも他のバンドは見ず楽屋に引きこもっていたバンドが、打ち上げだけ元気、なんてのはバカバカしいですよね。そういう人とは呑みに行くのも時間の無駄のような気がしています。

こういう話って、最初に知ってたら巻き込まれない話なのかもしれません。高校を卒業して「外のライブハウスでライブしよう!」と張り切っている若い人はそういうノリに巻き込まれると、これが普通だ、と勘違いしてしまうと思います。

そして「いやいや、そんなしょーもないバンドばっかりとちゃうやろー」と思っている人。その通りです。しょーもないバンドは一部。でも確実に居ます。

まあ、こんな話は自分への戒めでもありますし、これもただの一意見ではあります。

少し長くなってきたので続きは次の記事で。