効率よく練習をするには(スタジオ)

効率よくスタジオ練習をするには2(準備など) 貸しスタジオで練習すると時間単位で料金が発生します。当たり前ですが。。。なので無駄な時間はある程度省いていかないともったいないですよね。プロを目指してバンドをやっている人なんかは特に時間を無駄にしないほうがいいですよね。だって日本全国に沢山のバンドマンが夢を追いかけているわけです。勿論練習時間が濃密なほどいいバンドだ、ということではありませんが、しっかりしているに越したことはありませんね。

さて前回はボリューム調整の話を書きましたが、その他を見ていきましょう。まずはなんといっても下準備です。

例えばコピーバンドの場合、当然音源をコピーしてこなければなりません。耳コピだろうがバンドスコアを見ようが練習はある程度いりますよね。プロの現場ではその場で音源と譜面を渡されることはザラにありますが、これはプロだから、です。 耳コピでわからないところがあったらメンバーに確認もしますよね。こういうことは事前に出来る準備です。大体コピー間違いしている部分ってやっている本人も違和感を感じているはずです。こういうものはスタジオに入る前に確認しましょう。

またバンドスコアを見てコピーしたものの暗譜まではできてない、という時もあるでしょう。なんとか譜面追いかけながらなら出来る、とか。そういうときでも譜面は見やすくまとめてくるのが基本ですね。演奏しながら譜めくりをするなんてのは結構難しいものです。A3一枚なんかにまとめてしまいましょう。勿論最初の内は必死で暗譜してしまうほうがいいでしょうね。なるだけスタジオ練習の時は目じゃなくて耳に集中力を持っていくべきです。

オリジナルの曲をやっているバンドでも新曲をやるのなら先にデモと譜面くらいは用意して共有すべきでしょう。デモなんてのは作曲者がスマホのアプリなどで簡単に録音したものでもいいでしょう。譜面も未完成でいいですが断片でも分かるようにしておきましょう。

さらに準備としてはやはり(五線譜がいいでしょうね、100均などでも売っていますがB5が多いです。オススメはA4のサイズのものです)やペンは確実に必要です。ペンはシャープペン、ボールペンに加えて赤や青のものも必要でしょう。また蛍光ペンなんかも注釈を付ける時に便利ですね。意外とこういう準備をしている人は少ないものです。書いていくことで練習の効率はどんどん上がっていきます。

また録音できるものも必要ですね。今はスマホもありますのでそれでもいいでしょう。バンド練習を録音しないバンドも多いですね。第三者としてサウンドをチェックすることは絶対に必要です。また人間の記憶力もあいまいなものです。音で記録していくことは本当に重要です。

持ち物はまだあります。パフォーマンスまで練習するバンドは録画も必要になるかもしれません。そういった機材はありますか?別にこれもスマホでいいでしょう。安い三脚が一個あればいいでしょう。鏡のある部屋で練習も出来ればいいのでしょうが、やはり第三者になって見てみることが大事です。

まだまだあります。あとはメトロノームも必須ですよね。それからメトロノームや音源をスタジオの卓につないで音をならせる変換ケーブルも必要です。

ここまで準備が整ってからスタジオに入ります。もちろん遅刻はNG。なるべく15分前くらいには到着してウォームアップやその日にやることをメンバーで確認しておくことも必要でしょう。

スタジオに入ったら急いでセッティングですね。折角音を出せる環境なので音楽に集中したいところですね。雑談などは身体を動かしながら、か終わったあとにしたいところです。

早めにセッティングが終わる楽器の人は時間がかかる人を手伝うのもいいでしょう。ボーカルなんかはすぐだったりしますよね。自分の楽器は自分でセッティングするのが基本ですが、急ぐ時は構わない、と個人的にはおもっています。練習時間のほうを優先したいですね。

ボーカルなんかは先に時間のかかる楽器の人を手伝うほうがいいかもしれません。正直セッティングの終盤は本人にしか出来ない作業ばかりです。ボーカルは自分のセッティングの前に何をしたらいいか聞いて手伝ってあげるといいでしょう。これは撤収も同じです。

またバンド練習中は無駄な音を出さないようにしましょう。少しフレーズの確認をする、という場合でも大きな音でやる必要はありませんよね。ドラマーは苦手なフィルインの練習ばかりしていませんか?ギタリストはソロの練習なんかも・・・・。誰かが大きな音で勝手に演奏すると他の人も負けじと大きな音量で演奏したりします。何かを喋るにしても大声を張り上げる、なんてことになり結局体力を消耗していきます。こんなに無駄な時間はないですよね。バンドでのアンサンブルの練習ですから、大きな目的意識を皆が持っていることが重要です。

また適度に休憩も入れるべきでしょう。長時間スタジオにいると耳も疲れてきますし肉体的にも疲労がたまります。しっかり身体が使える状態で練習したいですからね。

あとは誰かリーダーになってメンバーの意見を引き出してあげることも重要でしょう。ワンマンバンドもいいのかもしれませんが不満がありながらやるのは楽しくありませんしね。 全員が意見できるのなら特にリーダーを決める必要もないでしょうが。 さらに大事なことは練習の時間の割り振り方ですね。今日はこれだけの課題をクリアするぞ!となっていればそれに向けての割り振りをすべきです。

さらに割り振り方でひとつ注意があるとすれば、難しいパートを何回も何回もやってしまうことです。だんだん疲労がたまってくる練習ですね。こういうのは一回置いておいて後々またやる、というのも手段のひとつですし、そういう部分が何故ダメなのか分析することも大事です。結局基礎練習や個人練習がちゃんとできていないから、という原因の可能性もあるわけです。

こうやって文字にしてみるとどれもこれも当たり前のことに見えますね。こういう細かいところを実践するだけでも効率が一気にあがると思います。